読書メモ。スモール・イズ・ビューティフル。
メモ
本書で示すUNIXの定理は以下の通り。
- スモール・イズ・ビューティフル
- 一つのプログラムには一つのことをうまくやらせる
- できるだけ早く試作する
- 効率より移植性を考える
- 数値データはASCIIフラットファイルに保存する
- ソフトウェアを梃子として使う
- シェルスクリプトによって梃子の効果と移植性を高める
- 過度の対話インタフェースを避ける
- すべてのプログラムをフィルタとして設計する
この他にも10の小定理が述べられているが、重要度は低め。
「2. 一つのプログラムには一つのことをうまくやらせる」はオブジェクト指向での単一責任の原則を思い浮かべます。
「3. できるだけ早く試作する」の試作によって学ぶ様はアジャイリーだなと。
UNIXに限らない考え方も多くためになる。
「3. できるだけ早く試作する」を説明した第3章の名言で記事を締め括り。パフォーマンス改善・機能追加を繰り返す筆者。出荷近くなっても「もう少し時間をくれ」と述べたところに上司の名言。
「ソフトウェア開発に終わりはない。あるのはリリースだけだ」