楽曲10選をまとめる楽曲10選まとめを作成して楽曲10選をまとめました。
楽曲10選まとめ
2023年楽曲10選の投稿も収束してきたので2023年楽曲10選を集計・分析してみます。あわせて楽曲10選まとめのデータ収集と技術構成に関するお話も。楽曲10選楽曲10選楽曲10選。
※後ろの章ほど専門用語が多くなります。
これは何ですか
まとめサイトでありマッチングアプリです
楽曲10選まとめは記事の集約と楽曲との出会いを目的としたWebサービスです。前者の側面で分類すればまとめサイトですし、後者の側面ではマッチングアプリと言えます。私は真剣です。
楽曲との出会いを目的としているため、記事の個別ページには関連記事を表示しています。「この曲を紹介している人はこんな曲も紹介しています」といった協調フィルタリングをやりたいということです。
曲の個別ページにYouTubeの視聴動画を載せているのもそのためです。魅力がありそうな楽曲にすぐにアクセスしてお試し視聴ができます。こうして私がイケてる楽曲とマッチングしてハッピーになることができるのです。
そんな感じでこのサービスは私利私欲にまみれています。関連記事は他の人にとっても有益に思えそうですが、10選記事を書くような人は広く楽曲を聴いているので、ここに新しい出会いはおそらくないでしょう。他のマッチングアプリをやってくれ。
自我を出したくない
マッチングアプリという私欲に溺れていましたが、まとめサイトの側面では個性は不要だと考えています。自我を出したくありません。
価値を生むのは個々の記事です。それをまとめただけで自分のもののように振る舞うことは、他人の褌で相撲を取るようで私はいい気持ちがしません。ただし、これは今時点でこの事柄に対して私がそう考えるだけです。普遍的な意見でないことをご承知おきください。
関連記事などを発展させて自分で価値を生み出せるようになったり、ただただ気が変わったりなどで方針は変えるかもしれません。私の手のひらはよく回ります。
おことわり
上記の事情などによりサービスを通して伝えられていないこと。
楽曲表記
曲の個別ページにはクレジット表記がありません。これはコンポーザーを軽視しているのではなく純粋に作業時間短縮のためです。
アーティストは曲を一意にするために必要です。例えば登録されているデータの中で「STARS」という曲は2曲あります。
視聴動画
10選記事にYouTubeが貼り付けられている場合はそちらを流用しています。
それ以外は自分で検索してMV、アニメOP・ED、視聴動画、トピックチャンネルくらいの優先度で採用しています。どれにも当てはまらない場合は動画を載せいていません。
ちなみにトピックチャンネルはYouTubeにより自動生成されるチャンネルです。めちゃくちゃ怪しいですが怪しいものではありません。
お気に入りのアーティストの音楽を探す - YouTube ヘルプ
2023年楽曲10選の集計・分析
この記事を書いている2024年1月8日時点での2023年楽曲10選データを集計・分析してみます。
今年は投稿が多い
まずは簡単なサマリから。
どうでしょう。記事数が多い気がしますね。データベースに登録されている他の年度と比較してみましょう。
例年と比較すると記事数が爆増しています。人々の楽曲への関心が年々高まっていることが分かりました。
駆け込み投稿
人はいつ楽曲10選を書くのでしょうか。
調べるまでもないですが12月31日でした。仕事を納めてから楽曲10選も納める様子がグラフから見て取れます。なんとか間に合ったなどのコメントが示すように「今年の10選、今年のうちに」というマインドがあるようです。
12月31日の投稿が多いのは「ギリギリまで年内リリース楽曲を待っている」というポジティブな仮説を立てることもできます。が、これは違います。年末の投稿が多い理由はただの怠慢です。なぜならオタクは怠慢だからです。
ブログサービス
メタな内容が続きます。ブログサービスは何を使っているのでしょうか。
はてなブログが多いですね。比較するデータはありませんがnoteが増えてきた印象があります。
これから楽曲10選を書いてみようという人にはnoteをおすすめします。理由は二つ。
- シンプルである:カスタマイズ性が低いので記事以外のことで考え込まなくてよい。文章にだけ集中できる。かんたん
- リアクションがある:プラットフォームのパワーでどこからともなく「いいね」が飛んでくる。モチベが保てる。うれしい
noteは2023年3月に記事のエクスポートに対応しました。*1はてなブログで画像を含めてインポートすることができるので後から乗り換えたい場合も安心です。
インポート機能を改善し、noteからのインポートの際に画像インポート等も行えるようにしました - はてなブログ開発ブログ
人気の曲
43記事310曲の中で人気TOP3は以下のようになりました。
眩耀夜行が12記事で選出され2023年で最も人気を集めた曲となりました。コンテンツを知らない人からの選出も多く、純粋な曲の強さを感じます。コメントを要約すると、異次元フェスで「きれいな夜だね」と呟きながらぶん殴って人々を沼に沈めた王の楽曲とのことでした。どこが王なんだよ。穏やかではないですね。
眩耀夜行 / スリーズブーケ - 楽曲10選まとめ
眩耀夜行と素顔のピクセルの首位争いはとてもアツかった。集計当初は無双していた暴君・眩耀夜行に徐々に追いついていく素顔のピクセルちゃんが健気かわいくて好きになりました。当ブログでは素顔のピクセルを贔屓します。*2素顔のピクセルを紹介する記事では歌詞に関する言及が多く見受けられました。
素顔のピクセル / スリーズブーケ - 楽曲10選まとめ
同様に歌詞で注目を集めたのがド!ド!ド!。外面はピンチケですがストーリーを知ると歌詞に深みが出るという点でオタクの心を掴んだようです。
ド!ド!ド! / みらくらぱーく! - 楽曲10選まとめ
全曲はこちらからご確認ください。
2023年に紹介された曲 - 楽曲10選まとめ
人気のアーティスト
10曲を選出するにあたり各々が独自ルールを設けています。その中でも「1アーティスト1曲」という制約・努力義務が多く見受けられました。アーティストが重複している10選記事は5つだけです。
5つだけとは言ったものの、楽曲10選まとめに人気曲は載せているのに人気アーティストを載せていない理由はここにあります。一つの記事で同じアーティストから7曲も選出した輩、スリーズブーケヤクザがいたのです。
それも踏まえて人気アーティストを見てみましょう。ヤクザ対策で選出記事数も載せておきます。
アーティスト |
選出回数 |
選出記事数 |
選曲数 |
スリーズブーケ |
34回 |
24記事 |
8曲 |
みらくらぱーく! |
12回 |
11記事 |
3曲 |
DOLLCHESTRA |
9回 |
9記事 |
6曲 |
蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ |
8回 |
7記事 |
4曲 |
MyGO!!!!! |
7回 |
7記事 |
4曲 |
小倉唯 |
6回 |
6記事 |
3曲 |
長瀬有花 |
6回 |
6記事 |
4曲 |
CoMETIK |
6回 |
6記事 |
2曲 |
サンドリオン |
6回 |
6記事 |
3曲 |
やっぱり蓮の時代?
人気の曲では上位にランクインしなかったDOLLCHESTRAは曲が分散していたようです。MyGO!!!!!や長瀬有花さんも同様。
仲良しトリオ
一緒に選出されがちな曲のペアはいくつかありました。ここでは3つの記事で一緒に選出されている仲良しトリオを紹介します。
- 素顔のピクセル / スリーズブーケ
- KNOT / DOLLCHESTRA
- ココン東西 / みらくらぱーく!
見事に蓮の三ユニットが仲良しトリオとなりました。蓮の時代です。これを蓮ノ大三角と名づけましょう。
誰かとは被っているし誰とも被っていない
仲良しの曲の話をしましたが記事はどうでしょうか。最も選曲が重複した記事同士では4曲重複していました。仲良いね。
- Holiday∞Holiday / 眩耀夜行 / 素顔のピクセル / ド!ド!ド!
- 素顔のピクセル / スクラップアート / 天使は何処へ / ヒロガリズム
誰とも選曲が被っていない記事はありませんでした。少なくとも1曲は誰かと被っています。一方で誰とも被っていない曲がどの記事にもありました。斜に構えきった10選もコテコテの楽曲10選もなかったということです。
今年の10選テーマはこのどちらかにしようかな。
データ収集
記事の情報はデータベースに格納しています。この章のテーマはどのように記事からデータを抽出しているかです。
気合いでやってる
気合いです。記事を見てポチポチとデータを手入力していると想像してもらえばOK。
Webサイトのデータを集める際はスクレイピングという手法による自動化をまずは検討します。しかし、今回のケースではスクレイピングは難しいです。各記事でフォーマットが決まっておらず、曲名・アーティスト名を探すという人間的な判断が必要だからです。プログラミングを嗜む人であれば想像に難くないでしょう。
生成系AIの活用
しかし、これは一昔前までの話です。現代では生成系AIにより「人間的な判断」をある程度実現できます。以下はその一例です。
曲名の表記揺れも「一番似ている名前からIDを抽出して」と対応できます。スキーマ情報を与えてクエリを書いてもらうのもいいでしょう。
もちろんAIは間違いを犯すことがあります。AIを利用するのか、単純な自動化をおこなうのか、はたまた手動なのか。最小のコストで最大のパフォーマンスを出せるよう適切な役割分担が必要です。
今回はAIを全く使っていません。
今後の展望
2024年もまとめたいし過去年度もまとめたい。
登録画面を作成してインターネット上のみなさまに10選記事を登録してもらおうと画策しています。自由に編集できることでどのくらい無法地帯になるか分からないのでTwitter連携ログインを使おうかと考え中。その時が来たら協力してくれると嬉しいです。
なので今回はAIを利用しませんでした。作り込んでもすぐに使わなくなるのでコスパが悪い。…本音を言うとChatGPTのチューニングが楽しくなかったからです。
という経緯があり2023年のデータ収集は私が手動でやっています。気合いです。掲載されていない記事があればご連絡ください。とくに素顔のピクセルを選出している10選を大大大募集中です。
技術構成
アプリケーション
データを表示するだけのWebアプリなので特筆することはありません。Next.jsというReactのフレームワークを利用しています。
GitHub - mtsml/10sen: 楽曲10選をまとめるWebサイト
アプリのデプロイ先はVercelです。SG(Static Generation)を用いており、ビルド時に事前にページを生成することで爆速表示を実現します。
データベース
Vercel Postgresを利用しています。
Vercel Postgres
無料プランでは制約がかなり厳しいです。保存するデータ量は大したことないので256MBという上限に問題はありませんが、通信量も同様に256MBが上限であり少し不安になります。ただし、SGのおかげで本番環境でのDBアクセスはビルド時のみであるためなんとかなりました。SG最強。
DNS
ドメインはCloudflareで購入しました。CloudflareのネームサーバーでCNAMEレコードにVercelアプリのドメイン名を設定しています。
リダイレクトループエラーで少し時間を溶かしました。Distortion.fmのWebサイトを構築した際も同じエラーに詰まったことをすっかり忘れてた。
ERR_TOO_MANY_REDIRECTS · Cloudflare SSL/TLS docs
金沢周遊バスの中で焦りながらスマホで試行錯誤していたら酔いに酔って俺にエラーが発生するところでした。運転が荒かった気がします。金沢周遊バスの中でDNS設定はしない方がいいです。
あとがき
楽曲10選まとめはそこそこアクセスがあったようで現時点で5,000PVほどでした。
2023年好きな楽曲10選 - Log
100万PV欲しいな。
100万PV遠いな。